大屋憲一先生のご逝去、ここに慎んでお悔やみ申し上げます。
大屋先生は、大谷長先生が創設されたキェルケゴール協会の会長を1992-1995年に勤められ、大谷先生の亡くなられた後再建されたキェルケゴール協会の初代会長を2000-2002年に勤められ、日本におけるキェルケゴール研究の発展にご尽力なされました。
当キェルケゴール協会における大屋先生のご業績は以下の通りです。
論文
- 「キェルケゴールにおける普遍と個」(『キェルケゴール研究』12号 )
- 「キェルケゴールにおける不安とその超克」(『キェルケゴール研究』22号 )
- 「「同時性」と「自然」ーーキェルケゴールと親鸞」(『キェルケゴールと日本の仏教・哲学』(東方出版))
- 「反復」(『キェルケゴールを学ぶ人のために』(世界思想社))
編著
- 『キェルケゴールを学ぶ人のために』(世界思想社)
- 『キェルケゴールと日本の仏教・哲学』(東方出版)
- 『大谷長著作集』全5巻(創言社)(編集委員)
翻訳
- S・ステンフェセン「三つのファウスト像」(『大谷長博士古希記念論集 キェルケゴールーーデンマークの思想と言語ーー』)
- H・フルトベーヤ「セーレン・キェルケゴールにおけるフモール(Ⅰ-Ⅲ)」(『キェルケゴール研究』17-19号)
キェルケゴール協会会長 桝形 公也